LIVE EARTH JAPAN

2007/07/07 幕張メッセ

8番目に登場したCoccoは
なんと長田さんと二人のアコースティック演奏!!
最初は「強く儚い者たち」。
アコギのみなので
冬のツアーの最終日ってこんな感じなのかな?って思った。
1曲歌った後
「こんばんわございます。沖縄から来ましたCoccoです」
って自己紹介。
(でも昨日は大阪にいたでしょ?とか勝手に思う)
ここでだったか
「新しいアルバムを一緒に作ったギターの長田です」って
ちゃんと長田さんのことも紹介。
その流れで
「沖縄で歌った曲です」だか
「沖縄で子供たちと歌った曲です」だか
「作った曲です」だか
それっぽいことを言って
「ギターは下手です」と加えてから
「heaven's hell」を歌ってくれた。
二人でギターを弾きながら
ゴミゼロで子供たちが歌ったコーラスは長田さんが。
Coccoファンがもっと多くいたら
大合唱になっていたかもしれないけど
それはにさすがになかった。
残念(ノ_・。)
「今度出るアルバムから歌います」と言って
続けたのは「ハレヒレホ」。
曲名こそ言わなかったものの
番組のテーマ曲なので
HPで聞いたことがあったし
サビで♪ハレヒレホ~って言ってるし
すぐに分かった。
とってもかわいかったよぉ
あ、これもCoccoもギター弾いてた。

で今度はギターを手放して
これもアルバムから「小さな町」を。
以前NEWS23で「陽の照りながら雨の降る」を歌ったときに持っていたのと同じだと思われる赤い鈴を鳴らしながら熱唱。
この曲か「ハレヒレホ」の終わりで
テンション高く叫んだというか
そんな声を出してました、Coccoは。

持ち時間も少なく次が最後の曲なんだけど
<s>残念ながら曲名が私には分からなかった。
多分『きらきら』に入ってるどれかなんだと思う。</s>
「ジュゴンの見える丘」らしい。

この曲の前のMCでは
「沖縄の女ということで……」の前フリで
ジュゴンの見える丘の話をしてくれた。
「見たこともないのに誰かが名づけた
ジュゴンの見える丘というのが沖縄にはあって
でもそこは米軍のヘリポート移設が決まってしまって
海底調査機が入った。
でもそれに賛成してる沖縄人がいるのも知ってる。
アメとムチで
ヘリポートがムチなら
アメをもらってる大人の世界(政治?)があることも分かってる。
こー(Cocco)たちはなにもしてやれなかったのに
それなのに
この前、ジュゴンが帰ってきた。
バカみたいにちょうど海底探査機の真上で
泳ぐ2匹のジュゴンが映像に写っていました。
6月23日の慰霊の日(沖縄では学校などが休みになる)
ジュゴンが戻ってきたというニュースが
沖縄中を駆け巡りました」という内容を。
「内地(日本本土)でどれだけニュースになったかは知らないけど、
公共の場で人のイベントで
こういうことするのはあれだけど(?)
今日はジュゴンのため(だけ)に歌います」
涙声でそういうとほんとにちょっと泣きながら
最後の曲を歌ってCoccoは帰っていきました。

ジュゴンの話をされて
私はもうそこから泣いてしまった。
それにジュゴンが戻ってきたってニュース、
少なくとも私は知らなかったもの。
私の耳には入ってこなかった。
LIVE EARTHの趣旨って
温暖化を止めよう、地球を守ろうってことで
各出演者がMCで話をしたりもしていたけど
私がファンであることを抜きして
一番Coccoの話が心に響いたと思う。
ゴミゼロだってやってたのに
私はこんなことをしてるなんて話もせず
みんなにこうしようなんて呼びかけもせずとも
泣きそうになりながらするんだもの。
一番リアリティがある。
確かにCoccoのことや沖縄のこと
ましてやジュゴンのことを知らない人は
なんのこっちゃ、と思って聞いていたかもしれないけど。
多分Coccoファンじゃない誰かが
「俺、泣きそうになった」って言ったのが聞こえて
嬉しかったし、あぁ届いたんだな。って感じることができた。