ザ・ベスト盤ライブ5本〆 ZEPP TOKYOレポ

2011/9/26 ZEPP TOKYO

初日は10分押しくらいでスタート。
今回のアナウンスはけっこう普通でしたね。
毎回笑わせられるんだけど。

たくさんありすぎたのかメンバーが登場する直前にスタッフが
花束をみんなの立ち位置に置きに出てきました。
でさらに花束を持ってバンドメンバー、Coccoの順に登場。
Coccoが花束を掲げて感謝の動作をするも演出の都合上、ステージは暗いまま(笑)

「カウントダウン」で幕開けしたので
「あぁ、ベスト盤の順で行くんだぁ」と誰もが思ったと思います。
あんまり雄たけびのようなシーンはなくて、笑顔で歌ってることが多くてこっちまで嬉しくなりました。
(私が発狂してるの苦手なだけなんですが)
声援ガン無視っていう定番になりつつある行為も。
確かに今回は「初花凛々」に入るまでMCなくてもおかしくない勢いでした。
私の好きな「樹海の糸」はあんまり歌ってなかったから、聞けてすごく嬉しかった。
「樹海の糸」に入る前、後ろを向いて髪を一本に結んだんです。
そのリラックスした表情で2曲歌ったのがよかった。
ただ「ポロメリア」のイントロ低くね?声出てなくね?っていうものありつつ。
「けもの道」はCDの再現かっていうくらいすごかった。
あれは本当にすごかった。
歌手・Coccoでした。
そのあと後ろの幕が下りてきて「星に願いを」へ。
幕に仕込んであって照明が星空みたいに光るんですよぉ!
あれは素敵だったなぁ。最後にミラーボールまで光るし。
「羽根」を聞くと活動中止のお知らせを思い出すのでここで泣きそうになったのですが、
終わった後にCoccoがギター持ってるの見て涙引っ込みました。
「Rainbow」じゃん!て。
これは嬉しいぞ!嬉しいぞ!っていうのが勝ちました。
ちゃんとネギさんと長田さんに配慮してるセトリだな。っていうのも。
イントロでアッキー、トチりましたけどね。
エレキを弾くCoccoが間違えないようにって真剣な目つきだったのが、
ジャーンて、終わったときの顔。やったぜーみたいな感じでかわいかった。
「bluebird」の照明がきれいで、「ヴィタール」の世界観にいるような感じ?
「ガーネット」が終わってMC入るのかな?と思ったら堀江さんと椎野さん以外捌けてて。
ドラムとキーボードで長めのセッション。
そこへアッキーのギターが入ってきて、おぉ?と思ってるうちに
堀江さんの横に大きなツバの帽子をかぶったCoccoがやってきて「初花凛々」。
PV再び。な感じで嬉しかった。
イントロのギターでアッキーに紙ふぶきをかけ、
間奏で上手下手にお手製紙ふぶきをかけ。
あの紙ふぶきの中にサインっぽいサイズの違う紙が入ってたように見えました。
SINGER SONGERの2曲やってるとき、
「達身ちょっと複雑?」って思ってる人ほかにもいた気がします(笑)
私「音速パンチ」のイントロが達身じゃなかったのが意外で。
長田さんみたいなカッティングは達身が似合う気がしたんですがアッキーでしたね。
活動再開後の曲の選曲はお気に入りを選んだって印象です。
「絹ずれ」が島言葉verじゃなかったので、
Coccoはこれから標準語を歌い続けていくのかなって思いました。

もうこれMCないでしょ。って思ってたら、
「玻璃の花」のあとにやっと最初で最後のMCが。
「いっぱいいっぱいでMCするの忘れてた」ってすごいですよね。
段取りを考えながらやってるっていうのは分かるけど、
ここまでくるとあの中にMCを入れる予定があったことに逆にびっくり。
MCタイムになったとたん客席から「15周年おめでとう」って声が上がっても
Coccoのしゃべりに遮断されて本人には伝わらず「え?なんて?」みたいな。
お互い間を持とうよwww
当日の雨にかけて「雨降って地固まるっていうだろ?」って言ってたんですけど、
ここ若干意味分からず。
達身とキヨシさんのことはCoccoが紹介したんですが、その後はメンバー同士で順々に。
椎野さんが「トロント映画祭金賞おめでとう」て言ったとき、
あれ?トロントも?って思ったんですが椎野さんの勘違いで堀江さんに訂正されてました。
でも堀江さんも「ベネチア音楽祭」って言ってましたけどね。
バンドメンバーは映画に関しては本当に一般人と同じ感覚で見聞きしてるんだなって思いました。
堀江さんtwitterでもいってたけど「こわいんでしょ?」ってまた聞いてた。
かわいいな、この人。
「初日にいうことじゃないんだけど、明日は必ず来るって子供の頃から思わない性分で。大人になっても変わらなくって。でも明日が来たらいいなって。
まだ初日だし、あさってもあるし。明日したいこともあるし。
だから今日のことは今日のうちに。ありがとう」
Coccoはステージでありがとうってけっこういうけど、
本当はありがとうっていうの恥ずかしいのかな?って思う。(悪い意味ではなくて)
ちなみにCoccoが明日したいことは洗濯だそうで。
ちゃんと笑いは誘うよね。
アッキーがおしゃべりしてる最中にCoccは紙コップに入った何かをスプーンですくって食べてたのが個人的にはツボです。

MCが終わって新曲をやって終わり。
曲の説明はなかったけど「KOTOKO」のエンディングかな?ってちょっと思った。
英が見てないから分からないけどあのバイオレンスな感じな本編が終わって黒バックのエンドロールで流れててもおかしくないなって。
特に最後の「ラーラーラーララー」ってコーラス部分。
この曲の最中に金と銀のテープ降ってきて思わず拾うことに集中してしまいそうでした。
(私の好きなラルクのライブは奪い合いなのでwww)
Coccoのファンはお行儀よいんですよね。
直立不動の率は高いけど、でも各自ノるファンは増えてきたように思います。
私はそれが嬉しいです。
席があるライブだと自分のスペースって小さいながらもあるから自由にノれるんだけど、スタンディングってそうはなかなかいかなくて。

twitterにも書きましたが、本当にいいライブでした。
本当に荒い言い方をすると
「すすり泣いてるやつ出て行け。そんな感傷的になってるやつはいらん」
って思ってしまうくらい潔く爽快なライブでした。
音の洪水とはこの事か、というくらい素晴らしい演奏でもありました。